ゴーン・ガール
キャラクター
ニコラス・ダン
エイミーの理想の夫。
雑誌作家。
エイミー・ダン
ニコラスの理想の妻。
雑誌作家。
あらすじ
突然の妻エイミーに失踪から幕を開ける。
ストーリーが進むにつれてダン家の家庭の闇が明らかになっていく。
結婚ってなんだろうってブラックジョーク?
ネタバレ
考察
ストーリー
この作品の全体像はサイコ女エイミーが自堕落な夫ニコラスに制裁を課していくというサスペンスです。
エイミーの計画がが少しづつ進むにつれ、夫ニコラスへのメディアの批判は強まり、サイコ度を増していくエイミーへ恐怖するというシンプルなもの。
ただ要所要所、例えばエイミーのセリフや弁護士ボルトのセリフに違和感を覚えます。
弁護士ボルトはニコラスに以下のように言い残し、事件がが完結しないままニコラスは不幸なままの彼の元を去ります。
ニコラスを助けようとしていたボニー刑事も妹のマーゴもニコラスを見放します。
ニコラスが救われないまま話が終わってしまうので、恐らくサスペンスだけの映画ではないのだろうと思います。
夫婦とは演じること?
エイミーもニコラスも完璧な恋人同士でした。
結婚までは。
結婚してからニコラスはだらしなく、エイミーの愛したニコラスではなくなってしまいました。
そして口うるさくなってしまったエイミーもニコラスの愛したエイミーではなくなってしまったんです。
まあでも紆余曲折ありましたが元カレを殺害しニコラスの元へ戻ってきたサイコ女エイミーはニコラスに理想の夫を演じさせて満足気なんです。
不憫なのはニコラスです。
彼の人生の結末はエイミーを殺害し投獄されるかエイミーに急所を握られたまま彼女の理想を演じて死ぬか。
そのどちらかなわけです。
子宝にも恵まれ、本やメディアへの露出で経済的に困窮することもなくなり、傍から見れば幸せを絵にかいたような夫婦を続けていくわけです。
エイミーはサイコ女なのでその生活に満足なんでしょうが、ニコラスは…
演じ続けることで幸せそうに見える夫婦関係を映画板ブラックジョークなのかなーなんて思ってしまいました。
感想
エイミーのサイコ具合とメディアの愚かさ。
夫婦の闇の部分を強く描いた作品だと思います。
面白かって聞かれると…どうだろう。
二時間半も要らない気がします。
ところで、あなたの隣にいる人は幸せですか。
それとも幸せそうな演技をしているだけですか。
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