ロスト・エモーション 感想と考察

SF

ロスト・エモーション

キャラクター

サイラス

ニアへの愛からSOSを発症した。

ニア

サイラスがSOSを発症する以前にSOSを発症していたが隠し通してきた。

イコールズ

感情を持つことを悪とする共同体。

SOS

感情が抑制できなくなる状態でイコールズでは疾患と診断される。

あらすじ

世界戦争によって地上の99.6%が破壊された近未来。
人は争いの根源は感情だと断定、遺伝子改良によって感情を持たない人間の社会「イコールズ」を創りだした。
「愛」や「怒り」といった当たり前の感情すら悪とされた社会でサイラスとニアは「愛」の芽生えを感じ始める。

ネタバレ

考察

感情

感情が人類を進歩させます。
探求心や好奇心、執着や嫉妬、そして愛。
この映画でも愛がすべての行動の力であったように愛は世界を変える情熱であり執念であり原動力となるのです。
感情は非合理的な間違いも犯します、しかし時に新たな世界を切り開く大きな力の源となります。

イコールズの目的は宇宙を探求することです。
しかし与えられた仕事をただこなすだけでは真理にはたどり着けないでしょう。
見落としてしまう何かがあるはずです。
自動車、飛行機、月面着陸、インターネット。
不可能を可能にしてきたのは合理的な計算ではなく、非合理的に見える人間の執念です。

感想

激しさはありませんが、静かに進んでいく中にも常に緊張感があり、サイラスの執念とニアの恐怖と葛藤がしっかり描かれています。
何となく結末は読めますがその過程を十分楽しめました。

序盤は感情の萌芽。
中盤はその恐怖を葛藤しながらも克服。
感情を獲得した喜びもつかの間で終盤は獲得した愛を死守しジョナスやエバは彼らに希望を託します。
ストーリーとしてはまとまっています。
最後はバッドエンドかと思いましたがハッピーエンド。
薬が効かなかった理由はサイラスのニアへの愛が大きかったからでしょうか。

展開は遅く世界観の細かい設定には穴が目立ちます。
基本的にこれはラブロマンスでありSFを見たい人にはおすすめしません。

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