らせん
キャラクター
安藤満男
呪いのビデオを見た法医学者。
高山の大学時代の友人であり息子を事故により亡くし人生に絶望している。
高野舞
高山の恋人。
浅川玲子
呪いからは逃れたものの事故死。
高山竜司
前作のリングで貞子の呪いによって死亡した。
あらすじ
法医学者で解剖医の安藤は大学時代の友人であった高山の変死体の司法解剖を担当することになる。
安藤は高山の死因を追求する過程で貞子の呪いを科学的に検証していく。
ネタバレ
考察
ダビング
浅川玲子と高山竜司の息子がダビングしたビデオを祖父に見せたにも関わらずその呪いは解けていませんでした。
心臓麻痺で死亡していることからも分かるように前作で浅川が導きだした答え「ダビングして見せる」は間違っていました。
つまり浅川の呪いが解けたのは全く別の理由からです。
結論として呪いを解く方法は山本貞子に協力すること。
つまりウィルスを広く伝染させることです。
浅川と安藤はウィルスの伝染を助けることで死から逃れました。
前作のリングからハードSFに急ハンドル…
何があった…
ビデオに念写されたウィルス
呪いのビデオの正体ははウィルス。
それはビデオの光を通して情報として送り込まれ、網膜から侵入し心臓の動脈に腫瘍を発生させ、丁度一週間で動脈を詰まらせる大きさに成長。死に至らしめます。
コンピューターウィルスが光通信によってコンピューターに伝染するのと同じようなことが呪いのビデオでも起きていたのです。
高野の死因
貞子はビデオに呪いのウィルス以外にも彼女のDNAを念写していました。
そのDNAは高野の網膜から侵入し高野の卵子と結合、貞子のDNAが書き加えられました。
そして安藤が高野と性行為を行ったことにより貞子はもう一度現世に出現。
貞子は安藤の息子を蘇らせるという条件で安藤を貞子のDNAの増殖に加担させます。
貞子の目的は不明。
生物に目的なんてありませんからとにかく遺伝子を増やしたいという本能に従っているだけなのかもしれません。
感想
ホラーから突然ハードSFに…呪いの科学的な裏づけを試みるSF映画でかなり賛否が分かれそうです。
ホラーを期待すると肩透かしを食らうかもしれません。
でもSF映画としてなら十分に楽しめます。
そもそも原作となる小説では「リング」「らせん」「ループ」の三部作構成になっており、ループではなんとその世界が仮想現実というオチになっているようです。
読者ついていけんのか。
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