のび太の創世日記
キャラクター
昆虫人
虫型の知的生命体。
ホモハチビリス。
チュンコ
虫型の生命体。
創生セット
世界を作れる未来のおもちゃ。
宇宙から創る。
あらすじ
自由研究にのび太が新世界の神へ。
ネタバレ
考察
地球史
のび太が世界を作る過程で地球史や生物史、人類史を見ることができます。
創生セットのように実際に作って観察すると学校で教科書を読んで勉強するよりも何万倍も効率良く勉強できますね。
楽しみながら勉強できる、興味を持てるという点ではドラえもんの映画も素晴らしい教材になると思います。
昆虫人の次元上昇
進化を促す銃の光線を魚に浴びせたドラえもんでしたが、同時に偶然そこにいた虫にも意図せずそれを浴びせていました。
それが昆虫人の伏線となっています。
彼ら昆虫人は南極にある巨大な穴へつながる地下空間に住んでおりしかも高度な文明を築いていました。
太古の昔に爬虫類や哺乳類に居場所を追われた虫たちは地球内部への入り口を発見しそこで進化。高度な文明を築き、タイムマシンを開発するまでに至りました。
時空間を移動する過程で創生セットからのび太のいる現実世界へ到達してしまったようです。
のび太の創生セットで作られた昆虫人は当然その上位次元であるのび太の世界へアクセスできることもその存在を知ることもありませんでした。
漫画やゲームの住人が私達の世界を認識しないようなものですね。
しかし彼らはその世界で文明を発展させることでその物理的な制約を取り払いのび太のいる現実世界へと侵入してきたのです。
こう考えると、のび太のいる世界もさらに上位次元の何者かの創生セットで作られたとも容易に考えられます。
むしろ、昆虫人の世界が創生セットを作れた以上のび太の世界のさらに上位の世界があると考える方が自然です。
創生セットに作られた世界の創生セットで新たな世界を作り、またその創生セットで…という風に世界が入れ子構造になっていきます。
のび太のいる世界が本当の現実である確率の方が低いはずです。
今作ではここまで踏み込んだりはしませんが、こう考えるとぞっとしますね。
仮に私達が未来に現実のシミュレーションを行えるようになったとすれば、それは同時に私達が本当の存在であることを否定する確率を考慮しなければならなくなるわけです。
地球空洞説
「のび太と竜の騎士」でも地球空洞説が取り上げられていました。
原作が藤子・F・不二雄なので彼が興味を持っていた話題なのでしょう。
地球が空洞で内部に熱源があり、高度な文明が発展しているという説です。
ナチスのヒットラーなんかも興味を持っていたようです。

感想
最後に創生セットの内容を自由研究として提出するのび太。
こんな自由研究受け入れられないだろ。
先生の立場なら空想でこのレベルの子供は恐ろしすぎる。
原作が藤子・F・不二雄なので空想の質が高くて面白い。
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