のび太と竜の騎士
キャラクター
バンホー
喧嘩の強い恐竜人間。
ロー
バンホーの妹。
「それは言えません」
オア大陸
地底世界の陸地。
ステノニコサウルス
地底世界の恐竜人間の祖先。
法王
地底世界の宗教の神に仕える。
聖域
あらすじ
なかなか練りこまれた設定のある地球空洞。
のび太は偶然迷い込んだ地底世界で彼らの陰謀を知ることになる。
ネタバレ
考察
地底世界
非常に巨大な地球の地下空間で地球の表面世界と同じように昼と夜があります。しかし星や雲は存在せず天気は常に春。
地球と同じ植生があります。
そこに住んでいたのは恐竜人間。
古代の6500万年前大量絶滅の際の生き残りが進化を遂げた姿です。
文明は高度に進んでおり恐らく地球を大きく上回っています。
記憶を消去できる技術タイムマシンなど全く及ばないレベルの分野もあるようです。
しかし兵器に関しては人類で言う中世くらいでしょうか。縦と剣で基本的には戦います。
法王庁と言われていたことからも君主政であり、ローの説明から宗教が非常に大きな力を持っていることがうかがえます。
聖域
何故か四角い形をしている地底の陸地。
ここに逃げ延びたステノニコサウルスが恐竜人間に進化した。
そしてこの地底世界のの四角い領域は何とドラえもんの道具によって作られた巨大な地下室でした。
子供向けの作品で全く予想していませんでした。
ここで伏線回収ですか。
地底文明発展のきっかけを作ったのはドラえもん。
しかしその地底世界がなければドラえもんは過去へ戻ることはありませんでした。
原因が結果となり結果が原因となって因果関係が崩壊してしまいます。
この作品では深堀はしませんが、かなりゾクゾクするSF展開が待っていました。
次元転換船
地殻の中を移動できる特殊な船。
地底世界の移動に使われ、この発明により文明をが大発展したと説明されています。
地球の蒸気機関による大航海時代が近いんですかね。
彗星衝突時の衝撃
太古の地球で起きた大量絶滅の原因は分かっていませんが、隕石の衝突とそれによる氷河期が最も有力みたいですね。
どれほどの衝撃だったんですかね。地震に津波に衝撃波。
今作はドラえもんが彗星の衝突から氷河期への流れを簡単に説明しています。
子供が興味を持つきっかけにいいかもしれません。
感想
結構人気のある地球空洞説。
やっぱりエンタメとしては面白いですよね。
これにノアの箱舟伝説やらナチスやら古代宇宙飛行士説やらを絡めると一つの作品が作れちゃいます。
それに深海や地球内部はまだまだ謎に満ちています。
高度に発展した文明であるなら地底に住む理由を見つけるのかもしれませんよね。
ロマンがあります。
タイムパラドックスを最後に絡めるドラえもん的なSFオチも良かった。
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