おすすめしんちゃん映画
見るべき
クレヨンしんちゃんに興味のない人にもおすすめできる映画。
雲黒斎の野望
戦国時代にタイムスリップするというSF要素と「生まれ変わり」を題材にした傑作です。
蝶が生まれ変わりの比喩に使われるなど分かりにくい部分もありますが、雲黒斎の野望を阻止することで過去を改変し過酷な過去の記憶を失い文字通り生まれ変わることのできた吹雪丸の指に蝶が止まるという表現は文学としても優れていると感じました。

ヘンダーランドの大冒険
全体的な雰囲気はホラーと言えます。みさえとひろしが風呂場で暴れる場面は子供の映画にあるまじき恐怖を味わえます。
そして終盤のおかま魔女ジョマとマカオとお決戦。
クレヨンしんちゃん映画の笑いの瞬間最大風速を記録しています。

暗黒タマタマ大追跡
アクション満載でかなり楽しめます。
ヘクソンvs野原家にはかなり笑わせてもらいました。
ヘクソンは最後まで悪に徹する悪のカリスマ。
たまゆらのおかま兄弟も欠かせない。
サタケも芯の通った男だったしヒロインよねはしんちゃん映画史上一番魅力的な女性です。
たくさん出てきますが最近のしんちゃん映画からは全く感じない魅力を持つキャラクター達ですね。
しんのすけの成長にも焦点が当てられており親子で考えさせられる作品です。

電撃!ブタのヒヅメ大作戦
暗黒タマタマ並みにアクション満載で魅力的なキャラクターで溢れます。
明らかにアーノルド・シュワルツェネッガーを意識した「筋肉」、母は強しを印象付ける「お色気」。
そして「救いのヒーロー」ブリブリざえもんとしんのすけのやりとり、SHAZNAの音楽と色あせない映画です。
ハリウッド映画のような雰囲気とばかばかしさのギャップが尚よし。

嵐を呼ぶ ジャングル
この映画のヒットでゲン担ぎとして「嵐を呼ぶ」が枕詞となりました。
悪のカリスマパラダイスキングvsアクション仮面は激熱の戦いで胸を打たれます。
やっぱり悪役の魅力が大事なんです。
「所詮お行儀のいいスポーツ格闘技、ルール無用のジャングルの格闘技に比べればぬるいな」
後はやっぱりかすかべ防衛隊の大活躍です。
「オトナ帝国」並みの大活躍、まさお君が体を張って笑わせてくれます。
かすかべ防衛隊は欠かせません。

嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲
この映画が最高傑作だと思います。
かすかべ防衛隊のバスでの活躍、東京タワーを駆けあがり「未来」を勝ち取った野原家、しんのすけ。
クレヨンしんちゃんというかアニメ史に残る名場面です。
過去は懐かしむためにあるのではありません。未来への糧です。
子供の頃と大人になったあとでここまで印象の変わる映画も珍しいですね。
ジブリと同じ領域。

嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦
廉と又兵衛の悲恋を美しい映像と音楽、笑いで描いています。
本格派の時代劇でエンターテインメントとして完成されています。
実写化も納得の出来栄えで全く色あせない傑作だと思います。
時代に翻弄され、それでも信念を貫いた先人たちの礎の上に私たちは暮らしているのです。

嵐を呼ぶ! 夕陽のカスカベボーイズ
序盤は古い映画館が春日部の人々を映画の中に取り込んでしまうというホラー展開。
映画の中に取り込まれてしまった人々は次第に春日部の記憶を失っていきます。
中盤は映画の謎を解くミステリー。
終盤はは動く汽車での格闘とアクション満載の展開。
そして最後は切なくて胸を締め付けられてしまいます。

ガチンコ! 逆襲のロボとーちゃん
ひろしの人格をコピーし搭載されたロボット、「ロボとーちゃん」と野原家の葛藤を描きます。
主人公はこの映画を見ている父親。
家庭での居場所を失った父親たちが反旗を翻します。
ロボとーちゃんが本物の心でどれほどみさえやしんのすけを愛していても偽物なんですよね。
切ない話でした。

見ても損はしない
クレヨンしんちゃん映画に興味のある人にはおすすめできる映画。
アクション仮面VSハイグレ魔王
アクション仮面が実在する、野原家のいる世界とは別のパラレルワールドという入り組んだ設定の映画。
全体的に不気味な雰囲気で、タイトルからも分かる通り時代を感じます。
昔のクレヨンしんちゃんの雰囲気を楽しみたい人にはおすすめできます。

ブリブリ王国の秘宝
アクション要素が豊富で魅力的なヒロインが登場します。
しかしストーリーやアクションは同じような雰囲気のある上記「暗黒タマタマ」「ブタのヒズメ」に劣ります。
これも昔のしんちゃんの雰囲気が味わえますので昔を懐かしみたい人におすすめします。

爆発!温泉わくわく大決戦
雰囲気はブタのヒズメや暗黒タマタマを彷彿とさせますが全体的な面白さで少し劣る印象。
それでも特撮要素としんちゃん要素を足したような作品です。
映画の最後の短編集がいい味出しています。

嵐を呼ぶ 栄光のヤキニクロード
「嵐をよぶジャンブル」、「オトナ帝国」、「アッパレ戦国大合戦」と素晴らしいストーリが続いた後の作品で原点回帰。
荒唐無稽なストーリーに終始。
全編笑いに特化しています。
瞬間最大風速なら「ヘンダーランドの大冒険」のおかま魔女との死闘には及びませんが、全編通した笑いならこっちを推します。
頭空っぽで笑いたいときにおすすめですね。勢いが他の作品と桁違いです。

伝説を呼ぶ ブリブリ3分ポッキリ大進撃
タイトルで見る気が失せてしまいますが、詰まらないと言えるほどの作品ではありません。
独特の時空に関するアイディアが出てきます。
ラスボスは時空間に寄り集まったゴミが偶然形成してしまった知性です。
時空のゆがみが知性を生み出す、なんてハードSFでしょうか。
SF好きならこの設定をかなり楽しめるはず。

爆睡! ユメミーワールド大突撃
「夢」という不思議な現象を扱うという題材は魅力があります。
夢(過去に由来する潜在意識)にうなされるサキをカスカベ防衛隊が救います。
そしてサキは夢を克服し、つらい過去を受け止め前進することができるようになりました。
テーマもストーリーも王道で面白いのですが、少し感動を押し売りしてくる感がります。
カスカベボーイズくらいあっさりしてくれていた方が感動できました。

どっちでもいい
おすすめはしません。
伝説を呼ぶ 踊れ!アミーゴ!
前半のホラーから唐突にサンババトル。
ホラーは本当に怖くて子供の頃に見ていたらもっと脳裏に焼き付いていたのかもしれません。
大人が見て深く記憶に残るような作品ではありません。
ただ、ホラーだけはガチなのでそれだけ期待してみるのはありです。

ちょー嵐を呼ぶ 金矛の勇者
劣化版ヘンダーランドだとか言われていますが、キャラクターや雰囲気など非常に似ていますね。
ただ私的には大きな差はなく、見る順番によってはヘンダーランドが劣化版金矛の勇者になりえます。
…いやオカマ魔女がいました。
彼(彼女)らとの死闘、笑いの瞬間最大風速を考慮するとヘンダーランドが上ですね。
雰囲気、キャラクターの魅力など一定の水準があります。

超時空! 嵐を呼ぶオラの花嫁
超時空というタイトルで練りこまれたSFを期待しましたが、大人の野原家とカスカベ防衛隊を見れる以外に未来要素はありません。
カスカベ防衛隊が未来へ行く前に将来の夢を意気揚々と語っていたのが最大の笑いの伏線となっています。
やっぱりマサオ君が活躍するとしんちゃん映画の笑いのクオリティーは格段に上がりますね。
未来のしんのすけもその恋人タミコも違和感がぬぐえず。
最後までしんのすけだと思うことはありませんでした。

嵐を呼ぶ 黄金のスパイ大作戦
ミッションインポッシブルとしんちゃん映画が融合させたものです。
子供向けにはおならとスパイ、親には子育てというか子供と親の関係性がテーマです。
やや親向けのメッセージが強めです。
親は子供に原因を求めます。
子供の行動の理由がわからなかったり、考えが読めなかったり。
本当は自分が悪いはずなのに、子供のせいにすることで自らの責任を転嫁します。

嵐を呼ぶ オラと宇宙のプリンセス
大人向けにはあくせく働く日本人に暇(余裕)を持ちましょうと啓蒙する作品です。
子供には兄弟の関係性や成長を描いています。
まだまだかまってほしい幼いしんのすけがひまわりを守るために成長していきます。
「暗黒タマタマ」も同じようなテーマでした。

オラの引越し物語 サボテン大襲撃
しんちゃん映画初のパニックムービー。
ひろしの単身赴任先のメキシコでサボテンに襲われます。
パニック映画風でつまらない作品ではありませんが、ストーリーが微妙ですね。
魅力的なキャラクターもおらず、彼らの情緒もおかしい。
全てにおいて唐突感があります。

襲来‼ 宇宙人シリリ
わがままで自分勝手になってしまった人類を宇宙人が赤ん坊に戻すというストーリーです。
シリリとしんのすけの友情を描きながらわがままな日本人を啓蒙する作品です。
全体的に良くも悪くもありません。

爆盛!カンフーボーイズ~拉麺大乱~
カンフーアクションを描いたしんちゃん映画。
「ベストキッド」風の作品で特にマサオ君のファンにはたまらない作品です。
大人向けには子供の柔軟な発想や才能を奪う大人の悪癖を描いています。

見なくてもいい
見るべきではありません。
嵐を呼ぶ 歌うケツだけ爆弾!
シロとしんのすけの友情を描くのはテーマとして素晴らしいですが、全く深堀しません。
敵キャラもストーリーも全てにおいて陳腐。
15分後にはどんな話だったか忘れている。
そんな作品です。

オタケベ!カスカベ野生王国
野原家が動物に変身して動物の能力を手に入れます。
なので特に動物に興味を持っているお子さんのいる家庭にはおすすめできます。
環境保護の過激団体など大人受けを狙ったような感じもありますが、特に深い話も共感できる内容もありませんでした。
率直に言うと大人の鑑賞には耐えられません。

バカうまっ! B級グルメサバイバル‼
カスカベ防衛隊がB級グルメのお祭りへ向かうというストーリーで「ヤキニクロード」的な荒唐無稽で安っぽいストーリーです。
笑いもストーリーも大したことなくて数分後にはどんな話だったのか忘れています。

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