よそ者を殺せ
キャラクター
フィルバート・ノイス
肥満の男性。政治に熱心。
あらすじ
政治に熱心はフィルバートは政治討論番組で「よそ者を殺せ」という発言を耳にする。同時に町中で「よその者を殺せ」という宣伝も目にし始める。
そのことを妻や同僚に確認してみても誰もそれをおかしいと思っていない。
狂っているのはフィルバートか、それとも世界か。
ネタバレ
考察
よそ者
よそ者だという理由で同じ市民への虐待を行う人々。
「殺す」という言葉より「よそ者」という言葉に反応する市民たち。
それどころか社会や政治、政策への疑問すら抱きません。
フィルバートは完全に自動化された社会で製造ラインに沿って行動しています。
恐ろしいのはですね。
死体がつるされていたり、よそ者を殺せという看板があったり、同僚が窮地に陥っていても全く疑問を抱かないことです。
フィルバートは常に正常に見えましたが、彼の世界では単なる異常者でした。
フィルバートが死んだ後も彼の同僚は何の疑問も抱かず製造ラインの自動化された仕事、思考に戻っていくのでしょう。
感想
この社会も同じなんでしょう。
思考を放棄し与えられた正義の元に行動している。
何も政治に限らずとも私達の思考は他人に影響されます。
好きな食べ物や好きな映画、好きなこと。
あなたは自分の意思で人生を生きていますか?
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