クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶオラと宇宙のプリンセス 感想と考察 兄弟愛と暇の重要さ

エンタメ

嵐を呼ぶオラと宇宙のプリンセス

キャラクター

ヒマワリ星

太陽を挟んで正反対の場所、空間に存在する惑星。

恒星間飛行など地球を遥かに上回るエネルギーを持つ。
人間に似た外見と福耳、派手な服装を好む。

ゴロネスキー内閣。

サンデー・ゴロネスキー

威厳のあるヒマワリ星の王。

ウラナスビン

ヒマワリ星のうっかり大臣。
野原家をアブダクションした。

マズマズデス

イケメン大臣。

モックン

おはこび大臣。

マーキュン

おつまみ大臣。

キンキン

おしゃべり大臣。

ボインダ

おねむり大臣。

ヒママター

惑星が発生させる和のエネルギー。
暇。
地球はこのエネルギーが枯渇による破滅を引き起こす。

あらすじ

しんのすけのおやつ、プリンの取り合いからしんのすけはひまわりと喧嘩。
ひまわりの名付け親だったしんのすけはヒマワリ星との契約を結んでしまう。

幼い兄の葛藤と成長の物語と心の余裕。

ネタバレ

考察

空間ゲート

ひまわり星と荷物をやりとりするための空間。
時々に持つが消えてしまうという特性があり、人が入れば精神と肉体の秩序を保てず破壊されてしまう可能性がある。
生命力の強いゴキブリみたいな生き物でなきゃ生きては通れない。

この異空間でしんのすけの心は自分自身の存在を忘れ、その秩序を失いかけます。しかしひまわりを守るという強い想いがしんのすけの意識の形を保たせました。

みさえとひろしはこの異空間で意識が崩壊しかけました。

野原家はゴキブリ並み。
この空間で映画で登場したヒロインも登場。
ひろしは禿げる。

野原家とひまわり

しんのすけはヒマワリ星人にアブダクションされる前の確執のためにひまわり救出に消極的です。
その癖テレビでひまわりの様子を確認していたりウラナスビンと街を散策しながらひまわりの好きなおやつを見つけて喜んだりと本当は気になる様子。

ひろしとみさえはひまわりを見つけると理性を失い高層ビルから飛び降りたり「どけどけ暇人どもー!!」と激高。

暴力をふるい手段は選びません。

ひまわり星で暴挙を働いた結果、地球へ送還されてしまいました。
ひまわりを失ったひろしとみさえは絶望。
しかししんのすけだけは希望を捨てず契約破棄の方法やヒマワリ星へ行く方法を考えぬきます。

ヒママター

追われ余裕を失った日本の社会を表現しているのだと思います。
これから日本は貧乏になっていきます。国民の余裕は次第になく失われていきます。
犯罪もこれからどんどん失っていくでしょう。
格下と思っていたアジアの国々に今度は見下される日が来ます。
この流れは変わらないはずです。少なくとも競争を嫌う国民性のままでは。

資本主義社会は競争社会です。
嫌でも時間とお金を効率よく使わなければその競争に勝てません。
それは国家間の競争でも個人間の競争でも変わらないことです。

競争は宇宙が誕生した瞬間からあるこの宇宙の真理です。
物質も安定した状態を保つために色んな形に変化しています。
安定を保つために必要な資源を物質同士で奪い合います。
物質間の競争に敗れて不安定になった物質は消えてなくなってしまうのです。

世界を構成する小さな単位ですら変化を求められて過酷な競争に晒されています。
宇宙が安定するために、その構造を維持する為にこの生存競争から逃れることはできないのでしょう。

日本人は緩やかに国際競争に負けどんどん搾取される側に、不安定な側に追いやられています。
これは国民に日本も競争社会であるという自覚がないためだと思います。

否が応でも社会の競争から逃れることが出来ない以上、経済競争が激化し時間を無駄にすることは許されなくなっていきます。
人類の全ての活動の時間を生産活動へ向けられるのは必然だと感じています。

感想

特に優れた映画でもありませんが面白くなくもない。
ゴロネスキーは風貌に寄らず賢者っぽいし。ひまわり星人の暇を求める姿勢は見習わないといけません。
忙しくても貧しくても心の余裕だけは失いたくないもんです。

空間ゲートから抜け出したしんのすけは果たして本当の現実を生きているのか。

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