WHAT COLOR?
キャラクター
常守朱
祖母が殺されてもサイコパスが濁らないサイコパス。
鹿矛囲桐斗
集団のサイコパスを持つテロリスト。
東金朔夜
母親に依存するマザコン。
なぞの性癖を持っている。
あらすじ
最終回。集合的サイコパスの話。
ネタバレ
考察
事件概要
鹿矛囲桐斗のテロを防ぐ。
法作ったシステムの正義
常守は鹿矛囲桐斗を「正しく裁く」、「法の外で処分という選択肢は存在しない」と。
法は環境次第でいくらでも変化するものですが、常守の信念とは一体何でしょうか。
何を守っているのか最後まで分かりませんでした。
シビュラシステムの不完全性を認め、善悪の二元論は認めずドミネーターの執行モードの変化を待つなど法に人間性、曖昧さを求めています。
しかし一方でシビュラシステムによるサイコパス判定にもこだわっています。
事件の度に自身のサイコパスの判定を部下に促します。
特徴のある行動ですがシビュラシステムの不完全性を認めている彼女のその行動にどれだけの意味があるのか疑問が残ります。
私には最後の場面はかなり意味不明で気味の悪い行動に見えました。
集団的サイコパス
集団のサイコパスは責任の所在がなく非常に曖昧な存在です。
その曖昧さ故にどんな(誰にでも)理由をも求めることが出来ます。
その結果大量虐殺の原因となり得るということでしょう。
中東の人達が全てテロリストであるから国家ごと攻撃してやろうとか資源を奪ってやろうということになるかもしれません。
例に挙げられていた魔女狩りといった迫害に単純な理由を与えてしまうでしょう。
感想
「法」というか人間の作った善悪や二元論的システムについての議論はもっと必要だと感じました。
議論が浅いくて唐突感があります。
私の理解が浅いだけかもしれませんが、全能者のパラドクスも出してはみたものの深堀はせずシビュラシステムを打倒するため取ってつけたような設定だなあと。
東金朔夜も何故謎の性癖を持っているのかも謎。
集団のサイコパスもその予兆があったわけではなく突然登場しました。
今回は槙島聖護のような独特なキャラクターもセリフも魅力に欠けた印象です。
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