飼育の作法
キャラクター
金原祐治
ドローン工場で従業員からのいじめにあっている。
塩山大輔
ドローンによって解体された被害者。
ドローン工場
ハッキング対策の為に電波を遮断している。
あらすじ
いじめに関する話。
ネタバレ
考察
事件概要
ドローン工場でテスト用のドローンによって被害者は体をバラバラにされた。
1年間で3回目の事件発生、その調査に常守と宜野座が調査に向かう。
いじめというシステム
金原は可哀そうな男でした。
多分塩山にもいじめられていたんでしょう。
いじめってなくなりませんよね。
少し考察してみます。
人間は本能的に他人に認められたいとか必要とされたいという欲求があります。
これは人間の遺伝子の生き残りを賭けた生存戦略なんだと思います。
群れの中で評価されることを望むことはつまり遺伝子の繁栄に繋がりますからね。
ただ人間に備わった感情は承認欲求だけではありません。
他の感情を生み出す遺伝子と折り合いをつけなければバランスを保たなければ、逆にそれを生み出す遺伝子を駆逐する淘汰圧が働きます。
そのためある行動に対する脳の中での評価はとても入り組んでいます。
弱いものを虐めることは本来は不快な感情を生み出すはずです。
しかし、自らの心のバランスを保つためには自分は他人より優れているという認識が必要になります。
群れの中で順位が最下位なら食事にありつけず、メスも奪えず、ありとあらゆる面でマイナスだからです。
その状況から抜け出すことを遺伝子は促します。その状況を不快に感じるのです。
自分は最下位ではない、もっと弱く価値のない個体がいると認識が必要なのです。
恐らく群れの中での地位が低ければ低いほどその個体ほどそう認識したくなるはずです。
例えば職場や学校などの集団でいじめを最初に行うのは私生活やその集団内での地位が不安定な人だと思います。
競争社会である以上、自分より弱いものを探したいという感情はなくならないのだと思います。
つまり構造的に発生するいじめはいじめられる側ではなく、社会全体で向き合っていかなければならない問題です。
一人一人が誰にも劣っていないという認識を持てるような前向きな社会は到来するのでしょうかね。
感想
ドミネーターって何が燃料なんだよ。
戦車みたいなドローンに風穴空ける熱量やばいだろ。
どうやって冷却してんだよ。
一発撃っただけで周囲の気温も急上昇だろ。
反物質かな。
あった部分だけ対消滅して消えてしまうんだな。
でも反物質作るエネルギーどっから持ってきてんだって話にもなってきますね。
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