無人街 REVERSAL PROCESS
キャラクター
合田
スタンドアロンコンプレックス現象を研究しそれを引き起こそうとしていた。
あらすじ
スタンドアロンコンプレックス現象をバトーと合田が議論する。
ネタバレ
考察
事件概要
合田をバトーが説き伏せることで事件の解決へ向かわせる任務。
戦争のパターン
社会のエリート達は大衆の感情を扇動し彼らの理想を実現しています。
メディアが国民を煽り、国民は感情を政府にぶつけ政府はその感情に動かされて政策を実行してきます。
特にアメリカが起こす戦争でよく見るパターンだと思います。
真珠湾攻撃、トンキン湾事件、9.11。
イラク戦争に関しては核兵器を持っているかもしれないという理由です。
アメリカが戦争を始める時はいつも同じパターンです。
攻撃を受けた(受けるかもしれない)ことを大々的に宣伝して国民の復讐心を煽る。
ハリウッド映画などの娯楽で善悪二元論を叩き込まれた国民はアメリカを「正義」、敵は殺してもいい「悪」であると条件反射します。
テクノロジー分野で中国の脅威にさらされるアメリカは「中国はアメリカの著作権を侵害している!何をやってもいい!」と宣伝し中国に覇権を奪われる前に息の根を止めようとしています。
「アジアが協力したらやばい。日韓は歴史認識で喧嘩させとこ」といった感じでしょうか。
合田の手を離れた合田の意志
合田は難民の独立運動を軍拡化のきっかけとするために「個別の11人」ウィルスを製作しました。
しかしその思想はクゼという不確定要素に触れて巨大化、合田の制御を離れてしまいました。
そしてクゼの中で成長した思想は難民の独立を支援するという全く異なる目的へと変貌していたのです。
「個別の11人」発祥の因子は義体化以前童貞だったこと
ボーマもクゼも童貞だった。
「かく言う私も童貞でね」
明言ですね。
感想
MIMEは多様化と複雑化の果てに独立した意識を形成し現実へ影響を与えています。
人間が作り出した貨幣経済は人間の制御を離れて、逆に私達を制御しています。
宗教も同じように私達の命を握るまでに至りました。
言葉や思想というものはそれらの世界における生存競争を繰り返しながら複雑に進化し人類の脳に感染し寄生する能力を手に入れました。
宗教や資本主義など長い年月を費やし形成された構造は全体が大きすぎて見えないだけで、すでに一貫した知性を形成しているのかもしれません。
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