攻殻機動隊 S.A.C 2nd GIG 第15話 機械たちの午後 PAT. 考察と感想

アニメ

機械たちの午後 PAT.

キャラクター

アスダ博士

タチコマを作った博士。

あらすじ

学習の果てに個性を手に入れたタチコマ。
好奇心旺盛なタチコマが「個別の11人」について考える。

ネタバレ

考察

事件概要

アスダ博士はタチコマのニューロチップを開発したものの公には彼の実績とはならなかった。
それを不服として研究施設を破壊し成果を持って国外逃亡。
9課が後を追う。

個を強調し没個性する個

世の中にはいろんな人がいます。
自分は個性的だと思っている人々がいて彼らは服装や思想で他人と自分を差別化しています。
しかし何故かそこには雛型があります。

芸術家の奇抜なファッションは何故か似たり寄ったり。
個性を求めているはずが他人はその服装を見ただけで何となくどんな人か分かってしまいます。
「個性的に思われたい」人なんだなと。

人類という意識

人は自らの意思で行動を行っていると感じながらも何故か他人と同じ行動を起こしています。
まるで誰かにそうしろと命令されているようにです。

人類一人一人の個は自らの利益だけを考え経済活動を行っています。人類を発展させようとか衰退させようという意志はありません。
しかしそれぞれの相互作用は経済というマクロな現象を生み出します。
そのミクロから発生したマクロな現象は今度はミクロな現象へと影響を与えます。
私達の意思とは無関係に不況が起こり私達の消費活動を制限するなどです。

これと同じように私達個々の意思はインターネットや日常生活を介して相互作用しています。
そしてそれは私達の意識を超越した人類という巨大な意識を形成しているのです。
ミクロから発生したマクロな経済がミクロな私達の行動に影響を及ぼすように、人類という意志は私達の制御を離れています。
そしてその巨大な意識は個人の意識へと作用することで現実を制御しています。
私達が自らの意思で行動していると思い込んでいるその行動ですら人類という巨大な意識によって命令された行動かもしれないのです。

タチコマの会話にでてきました。
ミクロな現象から総体としての意識を考えたリチャード・ドーキンス。
地球規模のマクロな現象から総体の意識を考えたジム・ラヴロック。
彼らはマクロな意識について逆のアプローチを行い同じ結論を出しています。
それはは生命の定義について考え直させるものです。

利己的な遺伝子 40周年記念版


地球生命圏―ガイアの科学

合田はこれを利用し人々の心を操ろうとしている。

感想

ゴースト回でした。
個々の人間の意識は人類という大きな意識を構成しそれらは集団としての無意識を構成する。
合田はこの現象に目を付け、巨大な個別の11人という意識を作り出し個を操ろうとしているのです。

攻殻機動隊をもっと理解するために

攻殻機動隊で出てくる「MIME」や「ガイア理論」。
「人形遣い」や「スタンド・アロン・コンプレックス」、「個別の11人」。
下記の本を読めば攻殻機動隊の根底に流れる本質が理解できます。

攻殻機動隊の原点

攻殻機動隊の原点。
これを読まずして攻殻機動隊は語れない。

アニメ 攻殻機動隊
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