攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第14話 全自動資本主義 ¥E$ 感想と考察

アニメ

全自動資本主義 ¥E$

キャラクター

ヨコセ・カネモト

元数学家にして個人投資家。莫大な資産を築いた富豪。
ゴールドに対して異常な執着を見せるが一切表には出てこないため「鴉天狗」と呼ばれている。

寄越せ、金もっと。

フェム

資本主義を嫌う暗殺用サイボーグ。
暗殺用の武器としてコインを使うといった独自の美学がある。

あらすじ

この街も一匹の亡霊が徘徊している。資本主義という名の亡霊が。

ネタバレ

考察

事件概要

金融機関襲撃計画の一報を受けて強盗団のアジトを急襲した9課。
未然に犯罪を防ぐことに成功したが、ヨコセの情報、そして暗殺者を雇っていた形跡が発見された。
9課がヨコセの保護と捜査に向かう。

ちん〇


武器仕込むにしても仕込む場所考えろよ。

最後のトグサ家でのワンシーン

トグサが部屋を去った後トグサの家のデスクトップコンピューターが勝手に動き出しセラノゲノミクスの株を購入しました。
物語の演出として今後セラノゲノミクスが登場する伏線であることは理解できます。
ただ、コンピューターが勝手に動き出した理由についての説明は全くなく、どう考えたらいいものか悩みました。

このシーンの直前にトグサは三途の川の渡り賃としてヨコセの遺体に一枚の金貨を持たせました。
ヨコセが開発した金儲けソフトウェアはある意味彼の執念そのものです。
その執念、怨念はヨコセすら予期しない内に偶然、彼のゴースト(霊魂)までもプログラムとして組み込んでしまったのかもしれません。

攻殻機動隊では幽霊といった霊的な話題はありません。
しかし「意識」のことをゴースト(幽霊)呼んでいます。
もし肉体的な制約を取り除いた「意識」のことをゴーストと定義するのなら、ヨコセの作り出したプログラムもまたヨコセのゴースト(意識)と呼ぶことができるでしょう。

またそのゴーストが電脳に宿るのだとすれば、それはゴーストを計算できるということです。
計算は紙の上でも実行できます。
仮に思考の一連の過程を紙の上に書き出したとしましょう。
果たしてゴーストは紙に宿るでしょうか。
その紙は自分は自分だと感じるでしょうか。

もし紙に意識が宿るのなら。
無秩序に見える物質の運動、エネルギーの変遷が意味するものはなんでしょうか。
意識は物質にのみ宿るとは限らないはずです。

ヨコセが金に拘った理由

ヨコセは金(ゴールド)に拘りました。
何故かと少し考えてみました。
金と貨幣の違いは価値がそれ自体に宿っているか、ということです。
肉体と貨幣、ゴーストと価値。似たようなものです。
彼は物質に宿る本物の価値を求めていたのでしょう。

日本の紙幣は日本の国家の権威によって価値が付加されています。
日本という国が無くなればただの紙切れ、ごみ同然です。
それは紙自体には大した価値がないからです。

金はそれ自体が工業的な価値があり、そして希少であるがために価値が高いのです。
死に追い立てられるヨコセがこだわっていたのは肉体に宿る本物の価値、「ゴースト」だったのかもしれません。

ロボット番犬に慈悲を見せるバトー

攻殻機動隊のキャラクターは言動が一貫していますね。
バトーはロボットの番犬ですら殺すのを躊躇い安全に手懐けました。
自らも機械であるバトーは機械のゴーストを否定できない、犬であろうが機械に宿るゴーストを大切にしているのです。

感想

資本主義は現実的な経済の運用方法として現行されてますが、色んな所でその血液循環が滞って壊死を起こしています。
餓死をする子供たちがいれば使い切れないほど金を持っている人間がいる。
餓死する子供たちの中には将来人類を救う子供達も当然含まれています。
こう考えると資本主義は人類の首を絞めているのかもしれません。

この街も一匹の亡霊が徘徊している。資本主義という名の亡霊が。

攻殻機動隊をもっと理解するために

攻殻機動隊で出てくる「MIME」や「ガイア理論」。
「人形遣い」や「スタンド・アロン・コンプレックス」、「個別の11人」。
下記の本を読めば攻殻機動隊の根底に流れる本質が理解できます。

攻殻機動隊の原点

攻殻機動隊の原点。
これを読まずして攻殻機動隊は語れない。

アニメ 攻殻機動隊
スポンサーリンク
himazinをフォローする
私の頭の上の消しゴム

コメント

タイトルとURLをコピーしました