タチコマの家出 映画監督の夢 ESCAPE FRO
キャラクター
ミキ
タチコマと旅をすることなった優しい少女。
神無月渉
電脳そのもを自身の映画を映し出すミニシアターに改造し、そこに観客を惹きつけ虜にしていた。
あらすじ
タチコマとミキの旅を通じてタチコマの魅力とゴーストについて迫る回。
ネタバレ
考察
事件概要
任務後に行われる同期処理が偶然行われなかったためにバトーが使用しているタチコマが勝手に外出。
少佐がタチコマの行動を監視することに。
映画好きの男の電脳
タチコマがスラムで拾った電脳は防壁が施されておらず接続した人を誰でも受け入れる映画館として機能していました。
魅力的な映画は全ての人を虜にしてしまいます。
それは一時的に少佐の動きを封じ込めてしまうほど強力なものでしたが、プログラムによる攻撃ではなく映画の魅力により人を惹きつけていたのでした。
他人の夢に自分を投影しているだけでは死んだも同然だ。
本当に少佐は手厳しいですね。
最後に少佐がイシカワの映し出した神無月の写真を見てハッとしました。
少佐が話した男が映画の監督だったから驚いたのだとも思いましたが、それだけではない気がします。
タチコマが神無月の電脳から流れてきた情報を走馬灯では?と発言しています。
もしかすると少佐が見ていた映画は神無月自身の生涯を映し出していたのかもしれないと思いました。
少佐に現実にこそ本物の夢がある、所詮は娯楽だと切り捨てられた神無月の映画は夢であると同時に現実であったのかもしれません。
タチコマのゴースト
神無月の電脳に接続したタチコマのセリフです。
もしやこれは人間が人生の最後の瞬間に見ると聞く走馬灯と言う代物では・・・?ん?君は僕、僕且つ君達?あ、あれえ!?ゴーストが!
この瞬間タチコマに流れてきた意識はオバーフローを起こしてタチコマのプログラムに混入。
エラーを起こしてている他人のプロセスと自らのプロセスを区別する為に緊急に作り出したプロセスがゴーストになってしまった。
すみません私の妄想です。
ミキはタチコマに握手を求めるなど、普段機械として生きているタチコマを人間として対等に扱ってくれます。
タチコマはミキの行動に困惑します。
「僕には死っていう概念が分からない。ゴーストがないからだと思うんだけど、悲しいって概念を理解できない」
タチコマは悲しいという概念が理解できないと言っています。
「パパもママもミキちゃんがいないと悲しいんじゃないかな」
しかしその次にミキを気遣うセリフでは悲しいという言葉を使っています。
もしかすると感情を少しだけ理解したのかもしれません。
感想
2話の話を連結していて情報量が多くて私の理解が正しいのか自信がありません。
特に映画館での少佐と神無月の会話や映画の内容。
笑い男事件を理解するより難しい気がします。
コメント