攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX 第2話 暴走の証明 TESTATION 感想と考察

アニメ
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暴走の証明 TESTATION

キャラクター

加護タケシ

事件の一週間前に死亡した新型多脚戦車の設計者。
生まれつき病弱で多脚戦車を完成させるという執念のみに人生を捧げた。

大場トシオ

加護の同僚で加護の意志を尊重しその脳を多脚戦車に積み込んだ。

播磨科学公園都市

タチコマのニューロチップが作られた研究施設。

タチコマ

AIを搭載された多脚戦車。非常に魅力的な疑似人格を備えています。
タチコマは赤いと感じて赤いと言うのか、ただ赤い周波数を赤いと言うのか。
ゴーストの議論において重要な役割を果たします。

あらすじ

ゴーストとはなんだという議論が盛んな攻殻機動隊ですがその導入となる大切な話です。
何故ゴーストがバトーや少佐にとって、人間にとって重要なのか。

ネタバレ

考察

事件概要

新型多脚戦車の暴走、操縦者は一週間前に死亡した設計者である加護タケシの認識コードを使用している以外に不明。
内務省はテロの可能性を示唆し9課にこれの鎮圧を依頼。

バトーが天然オイルを使う理由

タチコマは任務の後は常に記憶を同期させるため個体差はありません。
そして全個体が同じ規則性によって行動するAIであり、ゴーストは持っていないと考えられています。

バトーの体は義体です。
事件の記憶や義体そのものは警察組織に所有されています。
バトーは彼のゴースト(魂)以外に自らの存在を証明するものがありません。
それどころかタチコマのように彼も造られた可能性だってあります。
彼はタチコマに宿るゴーストを肯定しなければならないのです。
天然オイルを与えられた事実は全てのタチコマが共有するため論理的にはその行動は無意味です。
しかしバトーはそれが違いをもたらすという信仰を捨てるわけにはいきません。

新型多脚戦車に宿ったゴースト

少佐が直接加護の脳が移植された多脚戦車の電脳に接続し、その電脳が焼き切られる直前に感じた奇妙な感覚。
果たして機械はゴーストを持つのか。
STAND ALONE COMPLEXでは劇場版The Ghost In The Shellのような議論は少ないです。
しかしこれは攻殻機動隊の根底にある哲学です。

ゴースト

そもそも攻殻機動隊のゴーストとはなんでしょうか。
私も厳密な意味は分かりません。多分こうだろうという意味で捉えています。

機械は人間と同じように赤い光や白い光などその波長の長さを1と0に変換することで区別できます。
しかし機械は人間と同じように赤い光の波長をセンサーで読み取った時、それを赤いと感じるのか?
突き詰めていくと自分が今ここにある、という自分が自分であるという認識を持ち得るのか?

つまりゴーストとは赤い光を赤いと感じることであり自分が自分であるという確信を持つことです。

何故攻殻機動隊において、というか哲学において意識の議論が必要なのか。
これは来るべき未来に備えて必要なことだと私は感じます。
現実のシミュレーションやAIに記憶を植え付けられる未来が到来した時、私たちのいる現実や記憶が本物であるという保証も同時に失うわけです。

感想

天然オイルを使うバトーや加護の脳を移植した戦車を使って攻殻機動隊のゴーストの議論のきっかけを作っています。
このシーズンでタチコマが自らの自我、ゴーストについて議論を交わす話は非常に興味深くこの話題に興味のない人でも楽しむことができます。
意識とは何ぞやという人にとっては知的好奇心をくすぐられる20分だと思います。

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