クワイエット・プレイス 感想と考察 子育ての難しさと子供の成長

映画

クワイエット・プレイス

キャラクター

イヴリン・アボット

母親。

リー・アボット

父親。

リーガン・アボット

長女役。聴覚に障害があり音が聞こえない。
彼女の行動により長男のビューを死なせたことを悔いている。

マーカス・アボット

次男。エイリアンを非常に恐れている。

ビュー・アボット

リーガンの与えたおもちゃの音に呼び寄せられたエイリアンに捕食された。

エイリアン

音に反応する怪物。

あらすじ

宇宙からやってきたエイリアンにより文明が破壊された世界。
エイリアンについての説明はほとんどなくこの世界に生きる家族とその成長がメインのテーマ。

ネタバレ

考察

パニックムービーではない

音を立てると気味の悪いエイリアンに襲われるパニックホラーの要素はありますが、どちらかと言えば両親の子供への愛、子供たちの成長に焦点が当てられています。
なのでゾンビなどのホラーを期待すると拍子抜けすると思います。

子育ては大変

リーガンは弟を死なせたことに罪悪感を抱き、両親に嫌われてしまったのではと感じています。
そして彼女の障害が家族の足を引っ張っているとも。
彼女は少しでもその罪滅ぼしをしたい、家族の助けになりたいと感じて危険な仕事を買って出たり、危険に自ら踏み込もうとしてその勇気を誇示しようとします。
しかしまだ未熟な彼女を両親は子供扱いします。

両親は弟を死なせて傷つき、聴覚障害というハンディキャップを抱えている彼女を優しく扱っています。
それがリーガンにはもどかしい。仲間外れにされている気がしている。

リーガンは父の死をもってその本当の愛情に気がつきました。
父のリーがリーガンから離れて籠っていた部屋には大量の補聴器と助けを求める大量のラジオ。
それを見て初めてリーガンは父の愛を目の当たりにしました。

そもそも子供は親の愛情に気がつきません。そして親はそれを押し付けてはいけない。

故障した補聴器の中にはエイリアンが嫌う周波数を発生させ増幅させるものがありました。
これも良く親の愛情を現している気がします。

必至に直したラジオは仲間を見つける周波数を見つけず、手当たり次第に集めた補聴器は娘の耳も治しませんでした。
しかし父親の子供を救いたいという執念はエイリアンを退治し家族の命を救ったのです。

これこそ親の愛だと思うんです。
自分の希望通りになってほしいとか子供の人生をコントロールしようとかエゴで無意味です。
ただ、愛情を注ぐ。それは期待した成果は生まないかもしれない。
しかし思いもよらない形で成就するんです。
それをただ見守っていけばいいんです。
期待に沿っていなくても注いだ愛情は裏切らないのです。

イヴリンの苦境

破水し出産を感じたイヴリンは急いで音が漏れないように地下へ。
しかし運悪く階段から突き出した釘に土踏まず串刺しにされます。
そしてその音を察知したエイリアンが家へ侵入。

妻の体に急に陣痛が起きた時の痛がりようは尋常ではありませんでした。
同時に便意ももよおしましたがトイレへはいけずにそのまま排便。
綺麗好きの妻ですがまさかそのまま排便を容認するとは…それほどの激痛だったようです。
破水しても陣痛がくるとは限りませんが、イヴリンはそれに加えて足の土踏まずを釘に串刺しにされてエイリアンに襲われるという最悪の状況でした。
本当に母親って強い。

感想

最初はパニックホラーとして見ていたんですが、少しづつ親子の関係性に注目してしまいました。
ホラーとしてみるとそんなに怖くありません。
ゾンビ系のパニックホラーというよりはメル・ギブソン主演のサインっぽい映画ですかね。
ホラーとは言えませんんが十分楽しめる作品です。


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