サマータイムマシン・ブルース 感想と考察 時間旅行

SF

サマータイムマシン・ブルース

キャラクター

甲本拓馬

瑛太。春華に想いを寄せる。

柴田春華

上野樹里。田村の母親。のだめのイメージが足を引っ張っている気がする。

伊藤唯

真木よう子の学生役という新鮮さ。綺麗。

小泉俊介

川岡大次郎。ちょっと学生は無理がないか。

石松大悟

ムロツヨシ。全部この役柄になるな。

曽我淳

永野宗典。なんか顔が老けてんだよな。

田村明

本多力。春華の息子。

ホセ

佐々木蔵之介。タイムマシンの製作者?

あらすじ

タイムマシンで壊れたリモコンを過去に取りに行くというくだらない理由で世界を危機に陥れてしまった大学生のどたばたコメディー。
タイムパラドックスを裏手に取ったトリックが面白い。

ネタバレ

考察

タイムパラドックス

タイムパラドックスとは過去の自分を殺したらどうなるの?ということです。
自分を殺した時点でその自分の存在が揺らいでしまい、因果関係が崩壊してしまいます。
本作では多くのタイムパラドックスが描かれます。
もしもホセが現在にやって来たタイムマシンを基にタイムマシンを未来で開発したとすれば、元々のタイムマシンの製作者は…。
甲本拓馬が未来を変えて思いを寄せる柴田春華と結婚してしまうと田村が消えてしまって、現在にタイムマシンを持ってこれなくなって…。

私達の直感的な感覚で形成される時間の概念はきっと間違っています。でないと矛盾が解決できません。
でもタイムマシンが実現しないという現実もなんか不自然なきがします。
つまり物理世界で実現できない世界を物質で作られている脳でシミュレーションできるっていうのはおかしい気がする。

矛盾が存在できるってことは過去も未来もなく今の連続である、過去と今と未来は全くの無関係である、過去や未来は存在していないというのが一番納得できます。
もしタイムマシンが存在するなら今の世界の過去に限りなく似ている平行世界に移動できるというのが現実的に思えるんですよね。

それか過去はそもそも決定しておらず未来からの影響を受けて常に更新されている。
この世界は結果から辻褄を合わせることがあるという考え方もありですね。

量子論では観測が量子の位置を決定するようです。
つまりミクロではどうゆう運動をしていたとかいう過程をすっ飛ばして結果だけが生まれると。
シュレーディンガーの猫の思考実験が現実に起こるとすれば、結果が決まるまでそこには猫が生きている過程と死んでいる過程が同居し、観測という結果の後に過程が決定されているということになります。
結果と原因という因果関係の直感的な理解が間違っているのかもしれません。

この映画は使い古された時間旅行ものの設定を使ってタイムパラドックス描くので矛盾しまくりです。
厳密な世界観や理屈がある映画じゃないので論理性を求めると楽しめません。

丈夫なリモコン

エアコンのリモコンが過去と未来と現在を行ったりきたりします。

まず冒頭でコーラがかかるまで使用されていリモコンは田村が未来から持ってきた25年後のリモコンで、それは現在でホセが修理中に破壊します。
現在のリモコンは何処にあるかというと、99年前の過去に曽我が持って行ったので地中に埋まっています。
結局犬が掘り起こして持ってくるので99年分古くなってはいますが現在のリモコンです。
さらにそこから田村のいる未来までの25年間使用されます。エアコンの型式が古いことから想像すると恐らく1.5世紀近く使用される丈夫なリモコンということですね。

舞台っぽい騒がしさ

主にムロツヨシさんがですが、舞台っぽいノリと騒がしさです。
このノリが嫌いな人も結構いるんじゃないかと思います。

私は友人が舞台役者をしているので見慣れていますが、見慣れない人にはなんかわざとらしくて不自然な演技に感じると思います。
最近だと「銀魂」や「斉木楠雄」の実写版映画の福田監督風な演技です。
ムロツヨシさんだけですけど。

真木よう子の大学生

今では想像できませんが上野樹里や真木よう子、瑛太、ムロツヨシが大学生役を演じています。
真木よう子さんの大学生役なんて新鮮だしかわいいし、なんかファッションも少し懐かしい感情になりました。
懐かしさってなんだろう。
切ないんですが病みつきになる感情だと思います。

感想

邦画はこの路線でSFを沢山作ってほしい。
学生の頃に見た覚えがありますが、社会人になった今見ると騒がしさや馬鹿馬鹿しいノリ、SF研の部室の雰囲気に懐かしさを感じました。
あの頃にしかできないことっていっぱいあって、当たり前のようにやっていたことだけど貴重で幸せな経験だったんだなあと再認識しました。
タイムマシンに乗ってあの頃に戻りたくなる傑作でした。

田村に時間を尋ねられた男とセーフをやっていたお遍路さんは何者?
何だか意味深な演出をされていました。

他のタイムパラドックス映画

タイムパラドックスについて知りたい

タイムトラベルについて書かれています。


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