A.I. 感想と考察 魅力的な役者とキャラクターとよく分からない内容。感動?いや狂気しか感じない

SF

A.I.

キャラクター

デイビッド

愛をプログラムされたアンドロイド。

ジゴロ・ジョー

この時のジュード・ロウの美しさよ。
役どころはセックスロボットとして作られたアンドロイド。
動きは機械的なのに優雅でした。ほんとプロ。

テディ

テディ・ベアの姿をしたおもちゃ。人口の知能と感情らしきものを見せるデイビッドの友達。
本当に魅力的。一番人間味があるという矛盾。

モニカ・スウィントン

息子マーティンが病で昏睡状態。その絶望を和らげるためにデイビッドを家族として迎えた。
同情の余地はあるが、やってることは鬼畜。

マーティン

デイビッドをいじめる悪ガキ。
プールでの場面ではデイビッドをかばってるように見えたので次第に弟として受け入れていたのかもしれない。

ホビー教授

デイビッドを作り出したが、彼の感情を理解しようとせず成果物として扱う鬼畜。

あらすじ

息子のマーティンが病気で昏睡し絶望するモニカの為に夫のヘンリーが愛という機能を実装したアンドロイドをプレゼント。
そしたらマーティン復活。用無しになったデイビッドは捨てられるも愛のプログラムが動き続けるため母親を求め続ける。
母親を求める旅に出る。

ネタバレ

考察

ハーレイ・ジョエル・オスメント

演技力がはんぱじゃねえ。唖然としました。
彼はこの年にして感情のあるAIという微妙な役柄を理解していたのでしょうか。
この完成度、理解していたに違いありません。まさしく天才。
蘆田愛菜も天才なら、彼は天才の中の天才です。

どうやってアンドロイドの情緒を理解していたんだろう。知能も高いんだろうな。

キャラクターの魅力と糞みたいな話

セックス・ロボットのジゴロやテディの魅力があり過ぎて、人間がカスに見えてきます。
彼らの方が不器用ながら人間性がありましたよ。
未だにジゴロの退場の仕方が納得いきませんね。
セックス・ロボットって人間の欲望の為に作られた存在で、謂わばはけ口ですよね。そしてデイビッドもモニカの隙間を埋める為だけに作られた存在。
テディだって子供の為に作られ、役目を終えて忘れ去られたおもちゃ。

彼らはお互いに共感できる部分は多いはずで、そこに彼らの絆が生まれて、美しくもはかない友情を築いていくのが感動的なのに。
全くそんな描写はありません。大事な共通点だけど素通り。彼らの葛藤とかは皆無。

人間をただただ邪悪に描いているだけ。デイビッドの心に触れたモニカやデイビッドを亡き息子の姿に作ったホビー博士など人間にもいろんな葛藤があるはずですが、そんな描写は一切なし。
ホビー博士は死んだ息子に似せたデイビッドを何体も作ってるしさあ。狂ってんだよな。

キャラクターを考案した人は途中でいなくなったのかな?
それぞれ役割を持たされているような設定なのに何も果たしません。

最後おとぎ話風に終わりますが、何が言いたいのかさっぱりでした。

デイビッドの愛って何。

デイビッドは母親を愛するようにプログラムされています。
ただただ執拗にプログラムを実行しループするだけ。
自分の存在理由や母親の愛と向き合う葛藤はありません。

母親の愛という条件を失い、ループを抜けられなくなった機械がひたすら同じ処理を実行しているだけです。
それが悲しいという映画ってわけでもないからモヤモヤすんだよなあ。

突拍子もないオチ

最後は2000年後にジャンプ。
世代交代を果たし地球を席巻するのは無機生命体でした。

彼らの目的はデイビッドから人間の記憶を呼び覚まして、意識という存在について調べるというもの。

このオチってなんなんだろう。
結局意識ってなんやねん。

キューブリックでなるほど

wikiみたらキューブリック作品ね。なるほど狂気を感じるわけです。
時計仕掛けのオレンジやシャイニングの狂気が好きな方にお勧めです。
お涙頂戴の作品じゃない。
キューブリック作品だと知っていたら評価は変わるかもしれません。

感想

ストーリーもそこから得られる教訓も分かりません。
最後のオチが突拍子もなさ過ぎて置いてけぼりだろこれ。

デイビッドの執着といい全体的に気味の悪い映画でした。

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