クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡 感想と考察 しんのすけの成長物語とヘクソンの魅力

アニメ

クレヨンしんちゃん 暗黒タマタマ大追跡

キャラクター

珠由良族と珠黄泉族

霊感が強く悪霊退治を生業としていた伝統のある一族。

ジャーク

埴輪とタマ、そして魔ン棒という棒に封印された悪霊。法具が結末の伏線となる。

ローズ

珠由良ブラザーズの一員。ひげが濃くデブ。おかま。

ラベンダー

珠由良ブラザーズの一員。兄弟で唯一美人。おかま。

レモン

珠由良ブラザーズの一員。長身で目が細く運転を得意としている。おかま。

東松山よね

銃撃戦を好むヤバい女刑事だが腕前は最低。痴漢に発砲し左遷された。
勇敢で熱意のある刑事だがドジで空回りする。
しかしそこがいい。しんちゃん映画の女性で最も魅力的に見える。

サタケ

筋骨隆々の大男。保育士、悪役レスラーを経て珠黄泉族のボディーガードとして雇われた。

ヘクソン

外国の血を引く珠黄泉族の末裔。しんちゃん映画史上最強の人間で、完璧なまでの強さと固い信念を持つ。
悪役としてのカリスマは一際輝く。

臼井儀人

くれよんしんちゃんの原作者。今回はひろしに殴られる。

あらすじ

しんのすけがジャークを封印する法具のタマを拾い持ち帰ったことをきっかけに人類の存亡を賭けた戦いに巻き込まれる。
壮大なストーリーと魅力的なキャラクター、クレヨンしんちゃんぽいオチといいしんちゃん映画の上位に食い込む傑作。

ネタバレ

考察

魅力的なキャラクターが揃っている

キャラクターが沢山登場する映画ですが、それぞれの個性が強烈で魅力的です。
特に悪役のヘクソンの完璧なまでの強さ、ハードボイルドに悪役に徹する姿はかっこいい。

ヘクソン

彼を劇中で表現するセリフ

「底なしの闇、本当に人間か?」

そして自己紹介。

「ヒマラヤの山中で獣同然の生活をしながら修業し身に着けた力だ。
こんな世の中の役になど立ちたくはない。
貴様らが本当にこのくだらない世界を救いたいのなら、かかってこい。
私をもっと、楽しませろ、燃えさせろ!」

彼は地図に手をかざすことで目的の居場所を探知したり、気合だけで人の動きを奪い、そして他人の心を読むことができます。
その超能力に加えて格闘能力に優れ、珠由良族の精鋭7人がかりでも手に負えません。
恐らくしんちゃん映画史上最強の悪役です。

劇しんBGM「愛は傷つきやすく」

しかし思考が読めること逆手に取り、ひろしとみさえは思い出の詰まった歌を歌いながらの攻撃で、ヘクソンを混乱に陥れることで彼の超人的な能力を封じました。
屈強なヘクソンが歌に屈する、それだけでこんなに面白いのか。
10回くらいそのシーンは巻き戻して見直しました。

サビで足カクカクさせるだけなのに。おもしれぇ。

ヒデとロザンナ – 愛は傷つきやすく

オリジナルも気に入ってしまった。

そしてヘクソン最大の弱点はくすぐり。打撃攻撃に対しては無敵の彼ですがしんのすけのくすぐりにより一瞬にして無力化されました。
野原家に攻略されたヘクソンですが、最後まで信念に徹します。
最後まで悪に徹する最高の悪役でした。

「嵐を呼ぶジャングル」のパラダイスキングも素晴らしいカリスマでしたが、ヘクソンはもっと上ですね。

東松山よね

彼女は私の意見を言わせてもらえればしんちゃんの映画の登場人物で一番タイプです。
最初は銃撃を好むいかれた女刑事というだけでした。

物語に必要かと言われると微妙なポジションで要らないかもしれません。
でもいい味付けになっており作品を楽しむ上では絶対に必要ですね。

ドジで足を引っ張ってばかりだけど一生懸命でヘクソンに格闘戦を挑む勇敢なキャラクターです。
ファッションもヘアスタイルもラフでガサツな第一印象ですが、女性としての魅力を感じます。
なんだろうなあ。なにがそんなに好きなんだろう。

サタケ

彼も魅力的なキャラクターです。
保育士を経て裏社会のボディーガードという異色の経歴をしています。
彼はちょっと間抜けでしんのすけとの知恵比べで完敗してしまうほどの馬鹿ですが、言い換えれば正直者で他人にも自分にも嘘をつきません。

彼は正義の心に目覚め野原家と一緒にヘクソンと戦ってくれます。
その心変わりにも違和感がありません。無理がない。

サタケは馬鹿ですが信用できる男です。
彼のように自分に正直に生きるって簡単なようで難しい。
必ずヘクソンのような壁を超えなければなりません。

珠由良ブラザーズ

この時期のクレヨンしんちゃんの映画っておかまが沢山出ていたイメージありましたが、最近はおかまがあまりでませんね。
ヤキニクロードは原点回帰でホモが出ていましたが、やっぱり多方面への配慮なんですかね。つまんねぇな。
珠由良ブラザーズは3兄弟?揃って個性が強く魅力的ですね。
喧嘩も強いし勇気もあるし、大好きなおかまです。
テレビ版とかで出てくれたら今は大人のファンが大喜びしますよ。

アクションがすごい

一つ前の「豚のヒズメ」のアクションも素晴らしいですが、この映画も負けていません。
格闘と銃撃、演出がアクションムービーのそれです。
クレヨンしんちゃんだということを忘れさせてくれるほど見入ってしまうアクションですが、スーパーの食材を使ったりカートを使ったりとやっぱりしんちゃん映画でした。アクションにはジャッキー映画的なコミカルさがあります。

しんのすけの成長を描く

ひまわりがタマを飲み込んでしまったことでひろしもみさえも皆ひまわりのことばかり、しんのすけは少しそれが不満そうで事あるごとに構ってほしそうにします。
それがまたかわいいんですよね。今のしんのすけより子供っぽさを残している気がします。

でもしんのすけは少しづつ自らの役割に気がついていきます。
弱い存在であるはずのしんのすけが、自らより弱いひまわりを助ける為に成長し強くなっていく描写にぐっときます。
子供って大人が気がつかないうちに成長しているんですよね。
大人は子供を愚かで未熟だと思っています。でも彼らも必死に考えて答えを見つけ出すんです。

子供の成長は押し付けるものじゃないんです、見守っていくものなんです。この映画を観てそう感じました。
あれができないこれができないと減点方式で評価してはいけませんね。
大人が思っている以上に子供は熟慮しながら成長し強くなっている。

ひまわり救出の無敵感

ヘクソンにひまわりを誘拐されてしまった野原家は、奪還のために珠黄泉族の本部へ向かいます。
その時の無敵感が凄まじい。あれくらいクレヨンしんちゃんはふざけてくれないとな。
犬の乗車は禁止されている新幹線にシロを乗車させ「ぬいぐるみ」と言い張り、棚に投げ捨て忘れていく仕打ち。ひどすぎて笑えます。

何とか一匹で家にたどり着いたシロはボロボロでした。

クレヨンしんちゃん的オチ

最後はジャークはタマと棒を長い間切り離されていたのでおかまとなり霊感は失われています。
このオチの感じはクレヨンしんちゃんっぽいと思います。
今までかけた労力が徒労に終わっちゃうのが逆にいい。

感想

この映画は結構上位に食い込む良作じゃないかと思います。
キャラクターの魅力で言えば一番だと思います。
私はサタケもよねもヘクソンも大好きになりました。

豚のヒズメと暗黒たまたまみたいなしんちゃんの映画もう一度見たいなあ。

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