クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲 感想と考察 劇場版くれよんしんちゃん最高傑作

アニメ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲

キャラクター

ケン

マッシュルームカットの男。
昔の古き良き時代をこよなく愛する。

チャコ

超美人のケンの恋人。

イエスタディ・ワンスモア

ケンの作った組織。匂いの力によって過去を取り戻そうとする。

あらすじ

春日部にできた20世紀万博。
そこを訪れた大人は昔を懐かしみ今の生活を捨て昔の思い出に浸ろうとする。
大人たちに捨てられた春日部防衛隊による大人奪還戦が始まる。

野原家vsイエスタデイ・ワンスモアという構図は子供vs大人でありもっと言えば今vs過去。

考察

音楽、ストーリー、メッセージ。しんちゃんの枠にはまらないアニメ界の巨星

くれよんしんちゃんのバカバカしさが少し減ってますね。
確かこの次の次の映画「ヤキニクロード」からタイトルもストーリーも原点回帰。
ヤキニクロードはバカバカしくて面白い映画でした。
こんどもう一度見てみよう。

でも今回は大人帝国の話。
この映画は大人が本気で泣けます。あっぱれ戦国もとても泣けます、春日部ボーイズもいい。でも切ない涙です。
大人帝国は熱い涙です。未来を取り戻すために体を張り命がけで立ち向かう、そんな姿に心を打たれる。
がむしゃらで一途なしんのすけに涙しないならもうあなたは今後泣くこあとはありません。

春日部防衛隊史上最高の活躍

大人たちが街を去り、残された春日部防衛隊は親を取り戻すために立ち上がります。

私の子供の頃の願望で大人が皆いなくなったら楽しいのに、と思っていました。
コンビニで籠城したり、ショッピングモールで好き放題のお泊り会もしたかったし、何より車を運転したかった。
あの頃は大人のやることに憧れていたんです。今では子供の純粋さに憧れる始末ですが…

この前半の春日部防衛隊の活躍は子供の願望を良く表わしているように思いました。

バスを乗り回す場面でも私がすきなマサオ君と風間君のヘタレコンビが大活躍で傑作に素晴らしい味付けがされていたと思います。
あの場面は大人を子供の発想で手玉に取る春日部防衛隊が子供にとってはヒーローに見えることでしょう。
子供向けの子供vs大人ですね。

結局子供の素晴らしさに大人は微塵も及ばないのです。

正義vs正義

「今の日本に溢れているのは汚い金と燃えないゴミくらいだ。」
「外の人たちは心が空っぽだから者で埋め合わせしてるのよ。」

この映画のイエスタデイ・ワンスモアは悪ではありません。
ケンの過去を懐かしく思うという感情は決して悪ではなく、誰しもが持っている感情です。
ケンは彼の愛するチャコと彼が愛した世界を取り戻すために本気で取り組んできたのです。

みんな過去の良かった頃に戻りたい。
でも振り返って後戻りすることなんてできない。

過去はそれを糧とすることにのみ意味があるのです。
今を生きることには過去を振り返ることとは比較にならない価値があります。

ひろしの回想シーン

これもアニメ史に残る名場面だと思います。
無邪気な少年から思春期を経て青年へ、そして夫となり父親となる。
そしてひろしは思い出すのです。
過去には何もない、「今」が幸せなんだと。
ひろしの今は決して与えられたものではなく、少しの偶然とひろしの必死の努力によって勝ち取ってきたものです。
どんなにつらくても、嫌になっても、明るい未来を信じて今を戦い抜く。
過去は今を戦うための糧でしかないのです。

東京タワーでの攻防はアニメ史上に刻まれる名場面

ケンに時間を巻き戻すボタンを押させないために死の物狂いで野原家は彼らを追いかけます。
ボロボロになって自らを犠牲にしてまでも、ひろしとみさえは「未来」を子供のしんのすけに託します。
両親のその思いを託されたしんのすけは東京タワーを走りぬきます。

なんど転んでもどんなに疲れても痛くても、それでも走り続けました。未来を勝ち取るために。

感想

私はこの映画をクレヨンしんちゃんの最高傑作にしたいと思います。暫定一位。
子供が見る映画ですが、大人が見ることにも十分耐えられる作品です。

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