クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦 感想と考察 本格派時代劇

アニメ

クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦

キャラクター

春日廉

春日城の姫。型にはまらない性格。
色白で美人。彼女が野原家の夢に出てきたことがこの物語の始まり。
又兵衛と幼馴染で彼に惚れている。

井尻又兵衛由俊

廉と幼馴染で惚れているが、身分の違い故にその気持ちを抑えている。
30歳には見えない老け方をしている。

大蔵井高虎

この物語の敵となるキャラクター。
廉と政略結婚を申し込んだが断られてしまった。
しんのすけに命を救われる。

あらすじ

戦国時代にタイムスリップ実は二回目。
初回はこっち。


綺麗で悲しげな表情をした着物を着た美女を夢の中で見た野原家。
戦国時代にタイムスリップした野原家はその悲しげな表情の意味を知ることになる。

ネタバレ

考察

本格派の時代劇

迫力がありリアルな殺陣など本格的な時代劇になっています。
実写化もされましたが、それも納得の時代劇作品だと思います。

車で草履を脱ぐ廉がかわいい

物語と関係ありませんが、履物を脱いで車にちょこんと正座をする廉がかわいい。

廉には奇跡に見えるひろしとみさえの恋愛

「だからこそあなた達家族は仲睦まじく幸せなのだと思いたい。
だったら嬉しい。」

別々の場所で生まれた二人が東京で出会い、そして結ばれる。
戦国時代を生きる廉にとってひろしとみさえの恋愛は奇跡に見えた。

廉は野原家が心の底から羨ましかった。「ちくしょう時代が違うだけじゃねえか、卑怯だ!」と言ってもおかしくない。
でも彼女はそれを口にはしませんでした。

彼女はただ、彼女と又兵衛の境遇をひろしとみさえに重ねて、彼らが幸せであってほしい。そう願っただけでした。

仲睦まじくという言葉にひろしとみさえはぎょっとして冷や汗をかきました。
これはこの作品を見た親はみんな同じだと思います。
私たちはこの状況を勝ち取ったわけではありません。与えられただけです。
当たり前だと思っています。
でもその陰には廉のような恋愛で悲しい思いをした人たちが沢山いて、未来ではこんなことが起きないようにと努力したのです。
だからこそ私たちはその恩恵にあずかっているんですね。

最近は科学の発達によってすぐに繋がることができます。
その気になればすぐに恋人を作れる時代だし、恋の数を競っている節もあります。
恋は資本主義により推奨されます。
恋の数を競ってもらっていた方が資本主義には都合がいいのです。

私は廉と又兵衛のようにもっと一途に一つの恋に執念を燃やし、二人だけの絆を深めることの方が何万倍も意味があると思います。

お前にげるのか?

お前逃げるのか?
お前偉いんだろ!
だからこんなことになったんだぞ!
なのに逃げるのか?
ぜーんぶお前のせいでこうなったんだぞ!
逃げるなんて許さないぞ!

春日の敵国の総大将高虎を追い詰めた時にしんのすけが言うセリフです。
一国の大将、いや大の大人が幼稚園児にこんなこと言われてしまう国はいやですねえ。

失敗から尻尾を巻いて逃げる大人や政治家にこんな風に子供が言ってやればもう少し覚悟を持ってやってくれるのかもしれません。

大人が子供に見せなきゃいけないのは失敗しないってことじゃない。敷かれたレールの上を走る生き方じゃない。
困難に立ち向かい、失敗しても何度も何度も何度も立ち上がる不屈の姿だと思います。

池の形

最後の最後、エンドロールの後に明らかになりますが、又兵衛の雲の形をした旗印と池の形は似ていました。
又兵衛は廉との思い出の池の形を密かに旗にすることで口では伝えられないその思いを示していたのですね。かわいい。


野原家が戦国時代から帰ってきたときに見た雲

いつも空を見ていた青空侍又兵衛。
彼の廉へ想いは雲となり時空を超えてその後の春日部を見守り続けていたのかもしれません。

感想

とても感動する傑作でした。
クレヨンしんちゃんぽくないとの声もあったのかもしれません。
この映画が良すぎて他がかすんでしまったのかもしれません。
でも実写化するのは間違っていました。
そうしたくなるほど素晴らしい作品だと思いますが。

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