キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン 感想と考察 頭脳戦

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キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン

あらすじ

実在したフランク・アバグネイルの「世界をだました男」を映画化したもの。
スティーブン・スピルバーグ、レオナルド・ディカプリオ、トム・ハンクスが共演しFBI捜査官と天才詐欺師の頭脳戦を描く。

世界をだました男 Catch Me If You Can (新潮文庫)

16歳で働いた簡単な詐欺、そこから詐欺の泥沼へ。
しかし天性の機転と度胸が彼に天才詐欺師という不名誉な称号を与える。
「悪銭身につかず」

キャラクター

フランク・アバグネイル

実在の人物。「度胸」、「機転」、「執念」。
詐欺師のトータルパッケージ。

カール・ハンラティ

架空の人物。堅物で仕事一筋。

ネタバレ

考察

金の切れ目が縁の切れ目

幸せな家庭だったアバグネイル家、しかし16歳に時に父の会社が倒産し生活が貧窮していきます。
フランクは母親が男を家に招き不倫をしていたのに遭遇。
相手は金持ちの弁護士。

思春期にこんなもの見たらいやにもなりますね。

あれだけ愛し合っていた夫婦の崩壊をその目で見たフランクの出した答え。
「金の切れ目が縁の切れ目」

孤独

この映画はフランクとカールの頭脳戦が分かりやすい見どころです。
しかしこの二人を描く描写は常に孤独です。
詐欺師で嘘をつき続けてきたカールは当然孤独。
仕事一筋に生きてきたカールも孤独。
さみしさを紛らわすために金を湯水のように使うフランク、一心不乱に仕事をこなして部下からも煙たがられるカール。

本当に彼らのことを分かっていたのは周りにいる味方ではなく、実は遠くにいる敵だったんですね。
分かりにくいですが実は少しづつ友情を育んでいきます。

詐欺

1960年代当時のアメリカは当然クレジットカードなんてなく、小切手を普通にやり取りする文化が普及していた社会だったようです。
小切手というのはそれを銀行に持っていくと、それを振り出した人の口座から小切手の持ち主に銀行が支払ってくれます。小切手は証明書のようなものです。
当然小切手に記されている振出人の名義の口座に現金がある必要があります。
しかしその場に銀行があるわけではなく、換金までには時間がかかります。
つまり銀行に行くまでは偽物か本物か分からないということです。
この時間差を利用したのがフランクです。

これくらいなら誰でも考えつく手口です。当然銀行も偽造を防止する手立てを用意しますし身元の属性を重要視します。
それから小切手の受取人も良くわからん人間が振り出した小切手と商品を交換したりはしません。

しかし天性の度胸と機転、執念を兼ね備えたフランクは巧妙に身分を偽ります。
時には医師、弁護士、パイロット。
そして手の込んだ手形の偽造。

最終的には工場で偽の小切手を偽造する大掛かりな手口で、世界中の銀行を相手に詐欺を働きます。

感想

小切手詐欺を知らなくても楽しめますが、フランクが何をしているのかを理解するとその大胆さや機転、常識にとらわれない発想がおもしろいですね。
これが実在した人物だとは信じられません。
調べてみるとアバグネイルは本当に医師やパイロット、弁護士などに身分を偽っていたようです。
変化術の達人です。
そしてそれが16歳の時。

もしも国家の重要な機関に所属していたとして、例えばスパイ。
彼の諜報能力なら歴史を変えていたんじゃないかとすら思えてきました。

詐欺師とかって褒められた職業じゃないんですが、頭脳を活かして人を欺くのってなんか憧れてしまう。


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