スウィング・オブ・ザ・デッド 感想と考察 賛否両論だと思うゾンビ映画

ゾンビ

スウィング・オブ・ザ・デッド

あらすじ

原題は「The Battery」。

ゾンビアポカリプスの後の世界で生きた人間はほとんど存在していない。
たった二人だけで生き残ったミッキーとベンはこの世界を他の生存者や食料を探し放浪している。

キャラクター

ミッキー

楽天的な性格でこの世界に順応。
野生的でミッキーとは対照的な性格。
臭そうだしデブだし汚いけど現実的だったり、度胸があったり、自己犠牲があったり実は頼りになる男だと思います。

ネタバレ

考察

イラつかせるミッキー、見た目、発言などの演出とは裏腹に頼りになるベン

ミッキーがイラつくんですよね。
別の言い方では普通の人間の反応、ベンが逞しすぎるだけなんですが比較対象が近くにいるせいで普通にイラつく。
分かりやすく説明するとベンは崩壊した世界を受け入れ、その中でできることをして楽しむ、というかできないことは求めていないんですね。
しかしミッキー、彼はまず性欲が溜まりすぎて後述する奇行に走ります。
そしてそれがこの話の運命を決めてしまいます。

見た目はミッキーはある程度小綺麗にしていてベンはすっごい臭そうで小汚いので最初の印象は逆なんですけどね。

ゾンビで○ナニー

ミッキーが寝ていた車に一人の女ゾンビが襲ってくるんですが、損壊も少なく若い。
ミッキーは事もあろうにオ○ニーを始めてしまいます。
必死にマスを掻いているミッキーには失望しましたね。

そしてそれをベンに見られる始末。

ある日トランシーバーで遊んでいると女性の声を拾います。
必死に呼びかけるミッキー。
相手の女性はこれ以上関わるとろくなことにならないと警告します。
しかし性欲に突き動かされるミッキーは止まらない。
なんども呼びかけた挙句、ベンと彼を危険に陥れます。

賛否両論ありそう

私は好きなんです。でもゾンビ映画としては賛否ありそうです。

そもそもゾンビはほとんど出てきませんし、序盤はミッキーとベンのつまらない日常。
しかし1時間くらい過ぎたところから緊迫してきます。

二人はゾンビの集団に襲われ、車の中に閉じ込められます。鍵は車の外。エンジンはかけられない状況です。
ゾンビは一向に去る気配はなく、水と食料は残りわずか。
さらにゾンビのうなり声は止むことがなく心を蝕んでいきます。
どれくらい監禁されていたのか分かりませんが、かなり長い時間だと思います。
危機感とゾンビのうなり声という極度のストレスに少しずつ狂っていく彼らを描く最後の40分。
ずっとカメラを回し続けてほとんどカットはなく、見ているこっちも気が滅入ります。

クライマックス

ついにミッキーはこれまでの彼からは考えられない行動を起こします。
意を決して、なぜか自信満々で車の外へ飛び出すのです。

車の中でミッキーと車の鍵を待つベンの演技だけで数分過ぎてゆきます。長い。
そして帰ってきたミッキーなんですが、やっぱり腕をゾンビに噛まれており大パニック。
極度のストレス状態が続いていた冷静なベンも遂にパニックに陥ります。

このあたりの描写と演技は本当に緊迫して、見応えがありました。

ミッキーが外に飛び出すまでにゾンビのうなり声を30分浴び続けるという観客のストレス、ミッキーが噛まれて帰ってきた時のミッキーとベンの発狂から受けるストレスが計算されています。
早送りしたい気持ちが湧きお切りますが、しっかり見て欲しい作品です。

結局ベンはミッキーを射殺してしまうんです。
最後の最後も絶望する演出なので是非最後まで見て欲しいですね。

感想

賛否ありそうな作品ですが、ゾンビに追いかけ回される恐怖を味わいたい人にはオススメしません。
ミッキーの行動にイラついたり、ミッキーを殺すベンに感情移入したりと情緒がおかしくなりそうな映画でした。

長い映画じゃないので最初から最後まで集中して観てストレスのコントロールを製作者に明け渡してしまった方がかなり楽しめます。

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